シェアリングワールドを目指す経営者ブログ

奪い合い、競争、比較といった愚かな生き方から、分かち合い、協力、共有という「シェア」な生き方にシフトした経営者ブログ

過去話(上海編)後半 そして実は・・・・

K・Kです。

 

前回の続きになります。

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私は、プラントを売るのを辞めました。

中国人の投資家や事業家たちは、お金はたくさん持っていて、投資もたくさんするのですが、他から勧められた事業や案件にはなかなか投資していません。

どちらかと言うと、自分がやりたい事や良いと思った商品やサービスをビジネスにしたり投資したがるという傾向があります。

 

そして、中国人に事業やサービスの説明をしても、ほとんど聞いていない!

自分の主観で感じたまま、それが勘違いだとしても、そう思い込んで進めてしまうのです。非常にビジネスとして「やりにくい」と感じました。

 

そこで、中国の人口13億人に目を向け「市場」として日本人企業を誘致するビジネスをやろうと思いました。

ちょうど、当時は日本から中国に進出する企業がたくさん増えており、一つのブームにさえなっていたのです。

 

すぐに日本の中小企業向けに中国ビジネスツアーを立ち上げました。

私の起業家仲間にも手伝っていただき、宣伝をするとすぐに10数名の応募が埋まってしまいました。

それに合わせて、中国でお世話になっていた復旦大学(上海で1・2を争う有名校)の教授をしていたタンさんに顧問をお願いして、中国側起業家とのマッチングパーティーなども企画をし、更に中国で活躍する日本人起業家との食事会、上海でシェアオフィス事業を行っている会社のレセプションパーティーへの参加など、ありとあらゆるコンテンツを盛り込んだツアーに仕上げました。

 

このビジネスツアーは大成功を収め、参加者は皆大満足だったと感謝されたのを今でも嬉しく覚えています。

それから何回かのビジネスツアーを行い、ツアービジネスとしては成功をしたのですが、一つだけどうしても気がかりなことがありました。

それは、自分達のアテンドで中国に進出した企業が全然成功していないということでした。

 

日本からのサービスや商品が、中国人に受け入れてもらえないのです。

我々が誘致した事業は、

・美容室

・健康食品

・写真

・芸術作品

・時計

・塗料

・内装工事

・壁紙

・雑貨

・美容商品

・ホテル設計

・管理マネジメント

・お菓子

 などなど

たくさんの商品・サービスを持ち込みましたが、残念なことに全く中国人にはウケませんでした。(それでも、歯医者さんだけは成功してものすごい売上をあげていました)

 

理由は簡単。

「価格」が合わない。

アンテナショップなども作ってテストマーケティングするのですが、中国人の給料では絶対に買えない商品価格を設定してしまうので、見向きもされない。

価格を下げるようアドバイスしても、日本と同じ価格もしくはそれ以上の価格で売ろうとしてしまう。

これが敗因となり、中国進出支援は大失敗に終わるのです。

 

こうして、私は日本に戻りまた別の事業を起ちあげて日本でスタートし始めるのですが、今でもこの時の中国で出会ったタンさんや、その友人知人とはお付き合いさせていただいており、特にタンさんから紹介されて当社のスタッフになったチンさんとはずっと一緒に仕事をして今に至ります。

今ではチンさんには、中国物販ビジネスの中心的スタッフとして大活躍してもらっています!

 

そして、長くなってしまいましたが、実は

『今こそ日本企業は中国進出をするべきです!』

ということが言いたくて2回にわたってこの記事を書いてきました。

 

あれから長い月日が経ち、あっという間に中国は経済で日本を抜き去りました。

多くの富裕層が生まれ、世界は中国マネーであふれかえっています。

スリランカは右も左も中国企業だらけ!)

中国人の多くが収入アップし、今なら日本の商品・サービスをそのままの価格で購入することが可能になっています。

事実、日本の商品を中国人が今も買い漁っています。

以前は中国人旅行客による「爆買」なんて言葉も流行りましたが、今は中国に日本の商品を持っていく中国人達によって、日本ではなく中国で爆買されていることを日本人はあまり知りません。

 

私は、チンさんと一緒に物販ビジネスを行っていますが、最近では中国側から日本のこの商品が欲しいので、メーカーや製造企業との橋渡しをしてくれと逆オファーが殺到しています。

昔は偽物ブランドを身に付けていた中国人でしたが、今は本物しか買いません。

私が住んでいた上海も昔とは様子が変わっており、完全な国際都市として発展し、老人でさえも紙幣など持ち歩かず、スマホでピッ!と決済しています。

 

既に中国で製造する商品クオリティもかなり高くて、テクノロジーも中国の方が上を行っている分野さえあります。

IT人材に関しても、良い人材がいると率先して国が囲い込みをするそうで、年収1億なんてIT人材もいると聞いています。

教育にも国をあげて大金をつぎ込んでいますし、そのうち日本は全ての面で中国に負けてしまうと思います。

 

中国はもはや「世界の工場」と呼ばれた国ではありません!

その「市場」としても大きく発展してしまいました。

中国人口は13億7千万人です。

一人っ子政策の時に隠れて子供を産んだ人がたくさんいたので、おそらく実際は15億人くらいはいると言われています。

すぐ目の前にあるその巨大市場を、日本人は以前失敗をして痛い目を見たから、というだけで敬遠している節が見られます。

 

違います。

今こそ、中国進出するべきなのです!