シェアリングワールドを目指す経営者ブログ

奪い合い、競争、比較といった愚かな生き方から、分かち合い、協力、共有という「シェア」な生き方にシフトした経営者ブログ

スリランカの地政学リスク

おはようございます。

K・Kです。

スリランカは9:30です。

今日は土曜日でお休みなので、昨日の疲れからか朝起きれずにベッドでゴロゴロしていました。

 

実は、スリランカは今通信規制を行っており、インターネットが非常に繋がりにくい状況になっています。

 

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発端は第二首都である「キャンディ」で起こった宗教紛争(イスラム対仏教徒)なのですが、一時「非常事態宣言」が出されるほど深刻な状態だったのです。

もちろん今は非常事態宣言は解除されており、平穏な日常に戻っていますが、スリランカでは以前、一部のタミル人反政府軍との長い長い内戦を経験しており、そのトラウマから今回の宗教紛争に対してかなり神経質になっています。

 

当社の茶畑・紅茶工場も「キャンディ」を通らないと行くことが出来ないので、非常事態宣言が出され外出禁止令が出された時は、超絶に焦りましたよ^^;

解除された当日に茶畑に行ったのですが、もし通れなかったらどうしようとドキドキしながら向かったことがまだ記憶に新しいです。

 

「通信規制」をする目的はSNSを介して情報を拡散させない為です。

SNSによる誤った情報や偏った情報を発信させない為、また集団武装蜂起などさせない為、政府はこうした策を講じているのですが、いつまで続くのか見当もつきません。

経済にも大きく影響するのは確かなのですが、何しろスリランカではまだまだ一般市民がインターネットで買い物をするようなレベルではなく、Facebookをちょろちょろ見るくらいですので(ViberとFacebookは完全に接続できなくなっています)、あまり人々が困っている様子はありません。

 

私達、海外組にとっては非常に迷惑であり、ビジネスにも大きく影響してしまうので、早いところ政府にはこの問題を沈静化させて欲しいとは思います。

 

しかし、海外でビジネスをするということは、こういったリスクは常に付きものであり、特に宗教観の違いによるトラブルは世界中で避けられない問題になってくると思います。

海外に投資をする際、このような絶対不可避なリスクをどう考えていけば良いのか・・・・。

経済が上向き、しかし外資に依存するスリランカのような国では、このようなトラブルを起こしてはいけないし、起こったとしても即座に対処して最小限の被害に収めなければ、そのリスクを嫌って海外投資家や企業はそっぽを向いてしまいます。

スリランカ政府がこの問題に対してこれほどまでに過剰な対応策を取るのも納得がいくというものです。

 

実際、この紛争問題でスリランカ進出や投資を躊躇した企業人たちは、かなりの数になったのではないかと思われます。

何しろ、宗教トラブルはISISなどのテロを連想させてしまうので・・・・。

私も正直、「イスラムと仏教の紛争」と聞いた時はかなりのショックを受けました。

ああ、これでスリランカもついにテロの恐怖に巻き込まれてしまうのか、と。

 

しかし、スリランカは70%が仏教徒であり、10%のイスラム教徒がこれに喧嘩を挑むことはしないし、産業としてイスラム圏(特にドバイ)への人材派遣が経済の柱となっているスリランカにおいては、イスラムとの紛争は絶対に回避しなければならないことを考えれば、すぐに鎮静化する(政府が国の存続をかけて対処する)ことは明らかであり、実際収まりつつあるので大丈夫だと思っています。

 

さてさて、スリランカでの事業は今後どうなっていくのでしょうかね。